メンタルトレーニングの現場から最新情報

企業メンタルご担当者様向け情報「職場の改善とは、上司の表情を笑顔にする事です」

 いよいよ今年も残り数日になりました。皆様にとって今年はどんな年でしたでしょうか。弊社にとって今年は自分たちの存在意義を深く考えることができた年でした。

 一例をあげると12/1よりストレスtチェックが義務化されたことで改めて、私たちがお役にたてる場所とはどこなのか、を考えるきっかけになったということです。

 結論を言うと、私たちが行っているストレス科学に基づくメンタル対策は、従来のものと全く違うものなので、来年以降はどういうものなのかということをよりはっきり発信していこう、と思ったことがあります。

 たとえば、義務化されたストレスチェックでは、集団分析をした後、職場環境改善をすることが推奨されていますね。私たちはる職場環境改善とは、「皆が笑顔になること」だと考えています。

 これは、なんとなくそのほうが雰囲気的によさそうだから、という意味ではなくはっきりとしたストレス科学的な根拠があるのです。

 ストレス感情を作り出すのは脳内にある3歳で完成する、感情の発電装置である扁桃体(へんとうたい)といわれる組織ですが、この扁桃体は「周囲の人々の表情=特に目」に激しく反応する「顔反応性細胞がある」、ということがわかっているからです。

 メンタル不調になりやすいか、または既になっている人に尋ねてみればわかると思いますが、必ず反応している「表情」や「目」が存在します。

 扁桃体とは、恐怖感情を発生させる脳として知られていますが、非常に敏感に周囲の人の表情や目に反応するのです。実は、声や音にも敏感に反応します。

 こうしたことは、多くの企業ではほとんどまだ知られていません。なので、こうしたことも来年以降はより積極的に発信していこうと考えてるわけです。

メンタル不調の方は 「何を言われたか」ではなく、「どんな表情で」「どんな声のトーンで」言われたか、に激しく反応するのです。

 よってピリピリした表情や声が飛び交う職場では、メンタル不調は非常に多く発生しますし、また再発率が高いのです。

 私たちが考えているメンタル対策とは大きく分けると2つになるのですが、一つは周囲の人(特に上司)の表情を笑顔にすることによって、本人の敏感な感受性を作る扁桃体興奮を鎮めること、もしくは本人自身が自分の敏感な扁桃体興奮を鎮めるための訓練を受けること、なのですね。

 上司の表情を笑顔にするためにはどうしたらいいでしょうか。ここが弊社が提供しているラインケアです。

 いろいろなやり方がありますが、一つだけ紹介するとしたらそれは次になります。

1)上司自身が自分のあるがままを発揮して仕事ができるセルフマネジメント力を身に着けること。そして部下にあるがままの自分を発揮させて仕事をやらせる指導スキルを向上させること。

 先ほど、メンタル不調の原因とは弊社のストレス科学の立場から言うと、扁桃体の興奮である、と書きました。扁桃体は相手の表情に反応します。つまり、メンタル不調になりやすい人は相手の顔色をうかがって行動しやすいということです。

 ということは、あるがままの自分を殺して仕事をしやすいということになり、上司がこういう仕事の仕方をしていると、ストレスがたまって険しい表情になり、その表情を見て部下の扁桃体は興奮してメンタル不調になるということです。

 上司があるがままの自分を発揮する、ということ職場の環境改善の大きなポイントなのですね。

 こうしたストレス科学に基づく今までになかったメンタル対策を、2016年も発信していこうと思っております。

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2015/12/20

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