企業メンタルご担当者様向け情報「その企業の"忖度(そんたく)"のレベルをきちんと測定できると、うつ、メンタル不調を予防できる」
★6/25(日)13時~14時45分。「日本産業カウンセラー協会 神奈川支部総会」で山本潤一が講演します。テーマ→「脳科学心理療法のご紹介」。詳細は以下のHP。トップ部分の山本の写真のバナーをクリックすると申込みページに移動します(5/9からが申し込み受付だそうです)。
「日本産業カウンセラー協会 山本潤一講演申込みHPはこちら」
★7/27(木) 14時~16時。東京商工会議所(北支部)主催セミナーで山本が講演します。詳細は以下のHPを。
テーマ→「ストレスを上手にコントロールして売上を上げる。経営視点のメンタル対策」
★20年のお付き合いがある超ベストセラー作家・本田健さんが、彼が今やっているネットラジオ番組(ポッドキャスト)「Dear Ken」で、私の新刊本「不安遺伝子を抑えて、心がす~っとラクになる本」を紹介してくださいました。ご興味あったら以下からお聞きいただけます。
*私の新刊本を読んだ、「プレジデント」というビジネス月刊誌の取材を受け,11/28発売号に掲載されました。P34に「嫉妬・スマホ・睡眠の脳科学」ということで、精神科医、脳生理学者、脳科学者などと一緒にのっています。もしよろしければご覧ください。
★山本潤一のメンタルヘルス新刊本9/16発売!
「不安遺伝子を抑えて、心がす~っとラクになる本」 著者・山本潤一 出版社・秀和システム
リーマンショックのあおりで、仕事をすべて失い、そのショックからうつ状態になった私が復活できた、誰もができるセルフセラピーテクニックを解説!
<以下からブログ本文>
今、流行語ともなっている言葉に「忖度(そんたく)」というものがありますね。
「相手の気持ちをおもんばかる」と言う意味です。
いかにも日本的な気の使い方です。この忖度があったのか、ないのか、と言うことで、今、ニューズをにぎわしているのですね。
権力の強い側は「部下にこちら側の気持ちをおもんばかるように圧力を微妙にかける」ということをし、権力の弱い側は、「上の気持ちをおもんばかろうとし、上に気に入られようと」する。
しかし、なにか問題が起きた時、権力側は「そんなことは言った覚えがない」と言い、権力の弱い側はある意味、上の態度の豹変を目の当たりにし「茫然自失」状態に陥るのです。
実は、企業の中でうつ、メンタル不調者のセラピー面談をしていると、これとよく似た構造によって、メンタル問題が引き起こされていることがよくあることがわかります。
一番シンプルな事例で行くと、無理な業績を上げるように上から言われて丸投げされ、そして、部下側は孤軍奮闘するが業績不調のとき、全ての責任は「部下だけ」が負う、というような構造です。
上司側には、上司自身も無理な要求と分かっていながらも「わかるだろ?」と無言の忖度を要求し、部下は無理とはわかっていてもその気配を忖度して、何も言えず事実上、イエスと答えたような形になる。
そしてできなくなり、部下側がメンタルダウンする。
忖度とは、弊社顧問、筑波大学名誉教授・宗像恒次博士が開発した、対人依存型行動特性尺度によって、その人の忖度の強さを判定することができます。
私たち、ストレス科学の視点で行くと、忖度とは「察しを求める度合い」のことを言います。対人依存型行動特性尺度で、従業員の「察しの度合い」を調べると、平均点は4.2点ですが(15点満点)うつ、メンタル不調に陥る人は、11点以上取ることが研究でわかっています。
また7点以上取ると、ほぼメンタル上、なんらかの問題がひきおこされるようになります。現在義務化されているストレスチェックは、ストレスの蓄積状態を測定することはできますが、なぜ、ストレスが蓄積されるかと言う、その人の「内部要因」は測定していません。
私たちストレス科学の視点で行くと、忖度(対人依存の診断テストの得点)が高い組織は、うつ、メンタル不調がたくさん起こり、また、この得点が高い人は、うつ、メンタル不調になりやすいのです。
解決策とは、自己表現ができる技術をに身に着けさせることです。対人依存の得点が6点以下程度の方であれば、アサーショントレーニングを行えば、ある程度、うつ、メンタル不調は予防できます。
しかし、対人依存の得点が7点以上の人は、非常に自分の気持ち感情を抑圧する傾向が強いので、アサーション訓練をやっても逆に、抑うつ傾向が強まるのです。
このことはあまり知られておりません。
忖度問題で揺れている今の官僚組織の職員に、たとえば、安倍首相に対して言えるように、アサーション訓練を行ったとしたらどうなるかお分かりでしょうか?
「こんな訓練やったからといって言えるわけない」と言う思いが逆に強くなって、うつ気分が強化されるのです。
対人依存の診断テストの得点が7点以上取る人は、脳内の感情の発電装置である、扁桃体の興奮度が高くその分だけ忖度レベルが高いことがわかっていますので、扁桃体の興奮を抑えるという訓練を同時に行わないといけません。
こんな風にして、弊社では実践的なラインケア、セルフケア教育を行っているのです。
この心理療法や、これを使った自己報酬型の支援。予防法、教育法、復職支援、などにご関心ある方は、以下のお問合せフォームから資料をお問い合わせください。
弊社は、日本で唯一、本人が無自覚な感受性を担っている脳内の情動発電装置である「扁桃体」にダイレクトの働きかけて、うつ、メンタル不調の原因である、慢性ストレスを解決し、心理課題を生産性向上、働き方改革へ解決ていくサービスを提供している会社、です。
弊社が行っている心理療法は、厚労省のメンタルへルスHP「こころの耳」では、ヘルスカウンセリングと紹介され、数ある心理療法の中で、唯一”メンタルヘルスカウンセリングを行うカウンセリング”と書かれているものです。
健康心理学に基づく「社員のあるがままの自分を生かす働き方を引き出す、面談、ラインケアスキル、セルフケアスキル習得教育、個人カウンセリング、、またはヘルスカウンセラー育成教育、に関心持っていただける方は、以下からお問い合わせください。
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2017/05/30