メンタルトレーニングの現場から最新情報

企業メンタルヘルスご担当者向け情報「ストレスとは人の成長を 促進されるものだ、という脳科学トレーニング考え方が企業の生産性を向上させていく」

   メンタルヘルスというと、企業のご担当者レベルでは関心が高くても、企業経営層にはあまり関心が高くないtケースがよく見られます。

 いろいろな企業を回っていて、私はそれがなぜなのか、わかってきたことがありますので、今日はそれをシェアしたいと思います。

 結論から言うと、ストレスというものを「利益を生まないもの=悪いもの」としか思っていないからではないかと思います。とくにメンタルヘルスに対する対策を、医療スタッフだけが一手に引き受けている企業では、こういう傾向が強いと思います。

それはなぜかというと、医療の世界では、ストレスは「利益のないもの(悪いもの)」と扱われるからです。

前回の記事でも書きましたように、現在、多くの企業ではストレスというものを科学的な知見をベースとして、体系的な教育を受けた方というのはほとんどいないと思います。

 医療スタッフでもこれは同様なのです。よって、医療関係者が企業セミナーなどでストレスをネガティブなもの=悪いものとして、説明するとなんとなく全員がそういう認識になってしまうのです。

 すると、ストレスはプラス面がないものなのだとしたら、マイナスをゼロにするためだけに、または生産性に寄与しないもののためにお金をかける必要はないのではないか、という考え方が生まれるのだと思います。罰せられない程度には対策を行うとしても。

 慢性ストレスの脳や免疫などへの影響を科学的に研究し続けていて、かつ行動科学を基礎としてストレスを研究している脳科学メンタルトレーニングでは、ストレスに対する考え方が異なります。

 ストレスとは、本来、その人の職業人としての成長課題がどこにあるのかを明確に示しているものであり、それを乗り超えることで自分の活力を向上させ、チームワークを良くし、生産性向上に寄与するものなのです。

 たとえば、ある人がいままで経験したことにない大きな仕事を任されたとします。この方は今まで、限られた人間関係の中でしか、チームワークを組んでこなかったとします。

すると、大きな仕事をするには、今までとは全く違うレベルのに人々に会って協力を依頼したり、その人に権限を委譲したり、誤解が生じたら今まで以上に話し合いを密にしたり、しなければその仕事は達成できません。

 しかし、今までと同じような限られた人間関係だけを作る自信しかなかったとしたら、その人は不安になってしまうでしょう。またその仕事を行うのが、怖い、と思いかもしれません。

これがその人の成長課題なのです。ストレス耐性なのです。

 こんな風にして夜が眠れなくなってしまう人はたくさんいます。

この段階で、医療にバトンタッチされると、どうなるかというと、薬を飲んで休みを取りなさい、ということになるのです。

 これによってこの方は、自分が成長する機会を失っているのです。また企業としても、この方を成長させる機会を失っているのです。ストレスについての正しい教育をすれば、生産性を向上させることに寄与できるのに、その機会を失っているのです。

ストレスとは、「見通しが立たない時」に感じるものなのです。つまり、新しい仕事について、見通しを立てることができるメンタルテクニックを教えてあげると、ストレス自体をパワーに変えていくことができるのです。

 しかし、ストレス自体について体系的に教育された人はほとんどいないために、ストレスは単に悪いもの、になってしまっているのではないかと思います。

 またストレスとは、セルフイメージ(自分への自信)が低くなっているときに感じるものです。セルフイメージとは、周りの目線が気になる時に低下するのです。

 まわりの目線が非常に気になる人の場合h、今まで以上に大きな仕事を任されたときに、失敗したときの周りの評価が気になるために、自信を喪失して悩むのです。

 どうすれば周りの目線を気にならない自分になれるのか。このメンタルテクニックを教えてあげれば、この方の悪性のストレスを、活力へと導いてあげることができるのです。

 ここができた時、それはこの方にとっての課題突破となり、これが自己成長につながるのです。個人のモティベーションを上げる方法にいろいろ苦慮されている企業は多いと思いますが、自分が成長している、と感じられる職場こそが、働く人にとっての最高のモティベーションになるのですね。

 ストレスはあくまで、今、自分が成長するタイミングにあることを教えてくれるものです。正しい体系的なメンタルテクニックを教え、成長を支援してあげることが大切です。これをしないでいると、ストレスでつぶされ病的なレベルまでダウンしてしまうのです。

 とことんダウンした人に、薬は必要ですが、しかし安易な医療への依存は、本人にとっても企業にとっても、人材育成の面から大きな損失になるのですね。

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2014/07/14

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