メンタルトレーニングの現場から最新情報

うつの再発を止めるためのポイントとは。

最近、様々な企業を訪問していてよく担当者からお聴きすることは次の言葉です。それは、

「再発が止まらない。どうしたらいいのか」「医師がOKを出しても、それでよくならない。医師のレベルとビジネスの現場が求めるレベルの差を解決したい」

 以上のような声が、ビジネスの現場では非常に多いのです。それはなぜかというと私が思うには、次の二つのことが原因だと思います。

 

1.うつなど、メンタル不調の本当の原因がわかっていない事。

 

2.よって本当の対策が取れていない事。

 

1から説明しましょう。

もともと今の精神医学の出発点は、フロイトから出発しています。フロイトは19世紀末から20世紀初頭に活躍した

精神科医です。彼は精神分析を行い、人間の心理を研究していました。

 

私は思うのですが、これはその後の人間心理分析研究に大きな貢献をしたのですが、ある意味、皮肉にもこれがそもそも現在のメンタルの混乱を作っている一因ではないかと思います。なぜかと言うと、フロイトが研究した「無意識」の世界は、だんだん「物語」的な解釈の方向に進み、それはそうかもしれないけれど、客観的に見て事実かどうかよくわからない世界を扱うようになっていったからです。

 

 たとえば、フロイトは無意識の表れとして夢の分析を重要視しました。たとえば、ステッキや傘などとがったものは

男性性器の象徴であり、それは何かが抑圧されたものの象徴として表れる、と言うような解釈です。

 

 医者がこのような無意識の世界を扱う、ということが現代社会ではどのような意味を持つでしょうか。医学とは、本来、客観的な世界を扱います。たとえば、酒を飲みすぎると、肝臓の数値が上昇するので、この薬を飲み、酒を控えるという指導をすれば、肝臓の数値は元に戻りますよね。

 

 このように客観的な事実をもとに指導するのが医学なのです。しかし、医者であるフロイトがあつかった世界は、ある意味、医学ではありません。客観性がないからです。私は思うのですが、彼が純粋な心理学者だったらよかったと思うのですが、医学と心理学が混ざってしまったことが、現在のメンタルをわからなくさせている原因ではないかと思うのです。

 

 よって多くの企業に行くとわかりますが、現在、精神医学はお医者さんによって言うことがバラバラで、復職判定の判断もなんとなく不明確で、そして、復職できるという言っているのにOKには見えない、など、よくわからない世界になってしまっているのだと思います。

 

 メンタル不調に陥る原因を客観的な事実をもとに判定する、という視点が現代の精神医学には乏しいとおもうのです。しかし、一般人である我々は、お医者さんというのは科学的な診断をする人、というような勝手な思い込みがあり、ここが精神医学に対する過度な期待や誤解を生んでいると思います。

 

 なので、メンタルの問題はよくわからない世界になっていき、よくわからないので再発を繰り返すのです。

 

わけのわからない説明なのに、薬だけは飲むことになる、という訳の分からない世界に陥っていくということがあるのではないかと思います。

 

 現在、こうしたことの反省からか、脳科学などの分野からメンタルの問題を研究する、という研究分野が進んできていて、メンタル不調を脳の疾患である、と説明する研究者も現れてきました。

 

 しかし、我々メンタルトレーニングに携わっているものから見ると、メンタルの問題を従来の脳科学の世界だけで説明するには、無理があると思っています。

 

 なぜなら、「心」というものが「脳」や「体」全体に与える影響を、従来の脳科学だけでは説明しきれないからです。

 

たとえば、メンタル不調の方は、脳の前頭前野の血流量が低下している、とか、脳内神経伝達物質の乱れが生じることが原因だ、などの説明がありますが、そもそもなぜ、前頭前野の血流量が低下するのか、脳内神経伝達物質の乱れが起きるのか、という根本原因に対して、脳科学だけでは説明がつかないからです。

 

 

ここには、ストレスと言うものがそもそも何なのか、脳や身体全体ににどういう影響を与えるものなのか、心と脳はどういうふうに関連するのか、という研究がなければ説明できません。

 

 これを行っているのが、我々脳科学メンタルトレーニングです。脳科学という名称にしていますが、免疫学、遺伝子発現学、行動科学、心理学、を総合的に組み合わせた作り上げられたメンタル療法で、筑波大学大学院・人間総合科学研究科の宗像博士によって作られたものです。

 

 筑波大学にはカウンセリング学部がありますが、このメンタルトレーニングは、カウンセリング学部から生まれてきていないのです。心を科学する、という、人間総合科学の分野から生まれてきているのですね。今までの分野とは全く違う背景から生まれてきていることがお分かり頂けるでしょう。

 

 メンタル不調とは、脳内の情動の発電装置と言われる、大脳辺縁系の中心部にある扁桃体の異常な興奮によって引き起こされます。そして、この扁桃体の慢性的な興奮が、副腎皮質ホルモンの慢性的分泌や脳内の免疫細胞からの炎症性物質の分泌を促し、脳内炎症を引き起こすのです。

 

 これが我々脳科学メンタルトレーニングが、つかんでいるメンタル不調の正体です。

 

 では、対策とは。そうです。扁桃体興奮をさせなければよいのですね。

 

 しかし、今の企業組織は、扁桃体を発火させる組織になっているのです。詳しくは次回のブログに書きますが、ここに多くのご担当者が気付かれると、メンタル対策の根本対策がわかるのですね。

 

 扁桃体は、顔表情によって興奮します。また、声、身ぶり手振り、などの非言語の信号によって興奮します。

「何を言われたか」ではなく、「どんな表情や、声のトーンが組織内に存在しているか」に、敏感に反応するのが扁桃体なのです。

 

ということは?  そうです。 穏やかな声、動作、表情。こうしたものがいつも存在する組織こそが、メンタル発症者を大幅に減らす組織になるのですね。

 

それは一体どんな組織なのでしょうか。詳しくは次回のブログに書かせていただきます。

 

 扁桃体の記憶に大きな影響を与えている、記憶イメージの書き換えを行うと慢性ストレスは消え、自動的にセロトニン、ドーパミンなどの快感

 

物質を自分で出せるようになり、私たちは笑顔で囲まれて生きていたという記憶を持てるようになって、そのことで身体ストレス感覚は消え、

 

うつストレス、生きにくさなどの問題が消えていくのです。

2013/11/24

ストレスがあることがうつの原因ではなく、扁桃体興奮を止める方法がわからないことが問題なのです。

 今年10/20のテレビ番組「NHKスペシャル 病の起源 うつ病」でも放映されたように、今、世界のあちこちの科学者によって、うつの原因は脳内の「扁桃体」がストレスで興奮するためだ、という研究がなされていることが紹介されていました。

 

 やっと、心というものが体の機能と一緒に説明され始めてきているのです。

 

 扁桃体説をとっているのは、日本国内では私のセラピーの師匠である、筑波大学名誉教授・宗像恒次博士が最先端だと思います。なぜならそうした研究を30年前からしているからです。

 

 私も17年前から先生について習い、実践しています。

 

 よくいろいろな企業に行くと、メンタルヘルス対策として残業時間の多い人をチェックして、残業時間の多い人を医者に面談させるということをしていますが、我々の研究では残業の多い少ないは、あまり関係ありません。

 

 むしろ、残業が多いということはどういうことかと言うと、本人が「助けを求められない」「アドバイスを頼めない」「適度に断れない」「指導を頼めない」「本音で人とかかわれない」というパーソナリティ特性が強いことから、誰にも助けを求めず、チームで仕事をするのではなくたった一人で頑張りまくり、そのおかげで残業が長くなる、というパーソナリティ要因の方に原因があることがわかっております。

 

 その結果、燃え尽き倒れるわけです。

 

 ではなぜ、率直に自分の気持ちを言えなくなるかと言うと、それは、扁桃体が興奮しネガティブ情動が発生し前頭前野の血流量がダウンする事が原因です。

 

 扁桃体が興奮する原因は二つあり、

 

1.扁桃体には苦手な人の表情でマイナスの情動を発生させるという特徴があること

 

   つまり職場での人間関係で扁桃体が興奮している事。

 

2.職場で発生する、音、声、皮膚感覚で感じるもの、におい、など、非言語の情報が頭頂葉と言う場所の神経で情報統合され、共感覚現象によって脳内で表情映像が作られ、そのネガティブ映像によって扁桃体がネガティブな反応をし、ネガティブな情動を発生させることで、1と同じようなことが起きるためです。

 

   職場で大きな声を出す人がいる、とか、威圧的な雰囲気な人がいる、とか、ピリピリとげとげ信号を出す人がいる、とか、そういう人やものの存在で扁桃体興奮をするのですね。

 

 扁桃体が興奮すると、率直な気持ちを言えなくなり、これがうつを作り出すのです。

 

 ですから、薬をいくら飲んでも、うつを治すことにはつながりません。なぜなら薬を飲んでも、「言える人」になるわけではないからです。

 

 いくら休職して、薬を飲んでも「言える人」になるわけではないので、再発を繰り返すだけになるのです。

 

 言える人になることが、再発を止めるということになります。

 

 ここは私は、うつになった人にも、医療側双方が大きな誤解をしているのが今の日本の現状だと思います。それは薬を飲めばうつを「治る」と思っているという誤解です。

 

 どうしてもつらい時はしょうがない時もあると思いますが、それは夜がねむれない時が長期間続くとか、気力体力が消耗してまともな生活ができないとか、そういう時に限りましょう。

 

 そうでもないのに、安易に薬を飲むのではなく、その事象は私たち自身が自ら成長のための課題を拒否していることになり、同じメンタルダウンを繰り返すことを意味しています。

 

 なにが言いたいかと言うと、残業が多いとか、仕事のストレスが多い、とかは実はうつの原因ではない、と言うことです。

 

 自分自身が、自分の気持ちをはっきり言うことでそれらの問題は解決できるのですが、自分自身の扁桃体が興奮しすぎることで、言えなくなってしまうために、1人でストレスを抱えてしまい、ダウンするということになるのですね。

 

 なので、その人の成長課題であるということに気付くかどうかが、うつ解決の本質であるということなのですね。

 

 私自身もうつになったときは、父によく似た人にきちんとモノが言えず、そのことでまったく未経験のことをたった一人で仕事の手配をするために、莫大な時間がかかり、そしてミスをし、職場中の人から怒られダウンする、と言う経験をしたのです。

 

 仕事にストレスはつきものです。ストレスが悪いのではなく、そこにある気になること、懸念、課題を率直に周囲の人と共有することが苦手な自分がいるために、引き起こされるのですね。

 

 それができればストレスは、自分自身が成長できるきっかけになるのですね。

 

扁桃体の興奮を止めれば、今まで苦手だった人も前で苦手意識が消え、思ったことを言える自分になっていけるのです。そういう成長ができるんだということを知る人が増えるといいなと思います。

 

 扁桃体の記憶に大きな影響を与えている、記憶イメージの書き換えを

行うと慢性ストレスは消え、自動的にセロトニン、ドーパミンなどの快感

物質を自分で出せるようになり、私たちは笑顔で囲まれて生きていた

という記憶を持てるようになって、そのことで身体ストレス感覚は消え、

うつストレス、生きにくさなどの問題が消えていくのです。

 

 

2013/11/17

なんども休職を繰り返す人に行うある効果的な方法とは。

 

 私は企業と契約してうつで休職している人に対して、復職支援の

メンタルトレーニングを行っています。何度も休職・復職を繰り返

す人がいますね。

 

 この場合、脳科学メンタルトレーニングでは、まず最初に行うこ

とがあります。それは・・・、

 

 

 「今の仕事がしたいのか、したくないのか、またはしたくないけ

ど割り切れるか、をはっきりさせる」ということ。

 

 

 実は、「周りの評価を気にして働く」心理傾向が強い人がメンタ

ル不調に陥ることが筑波大学名誉教授・宗像恒次博士の研究で明確

になっています。たとえば「自己抑制型行動特性尺度」という心理

テスト(20点満点)が、11点取るとうつリスクが高まります。自己

抑制とはどういう意味かと言うと、「周りの顔色をうかがい、自分

を殺して相手に合わせる」という心理特性のことです。

 

 うつになる人は、この心理傾向が非常に強いのです。小さい時か

ら「周りに気に入られるように自分を殺して行動する」生き方が身

にしみこんでいるということです。

 

 この心理特性がしみ込んでいると、就職自体をそもそも「周りの

評価」に合わせてしているために、自分自身の内側から「生きるエ

ネルギー」「意欲的に働くエネルギー」が自発的に湧いてこず、し

かもやりたくもない仕事のプレッシャーをかけられて、メンタルダ

ウンすると言う状態に陥るのですね。

 

 メンタルダウンとは、そもそもキャリア選択のミスが引き起こし

ているという側面があるのです。

 

 よって脳科学メンタルトレーニングでは、その人本来の「キャリ

アチョイス(キャリア選択)」を明確にする、ということを行うの

です。選択肢は3つになるのです。「やりたいのか」「やりたくな

いのか」「やりたくないけど割りきれるのか」。

 

 このことを明確にせずに、ただたんに薬だけ飲んでいたり、休職

したりしても、根本的な部分が解決しないので、メンタル不調を何

度も繰り返すことになるのです。企業にとっても本人にとっても不

幸なことになっていきます。

 

 自分にとって適したキャリアがわからないので、メンタルダウン

を繰り返す人が非常に多いと思います。企業も困りますよね。無理

やりクビにできない訳ですから。

 

 

 しかし「やりたくない」ということが明確になった場合には、本

人自ら退職することもあるのです。そのことによって、企業側にと

っても本人にとっても、わけのわからない復職・休職を繰り返すと

いう不幸な状態に終止符を打つと言う意味で、ハッピーな解決にな

るのですね。

 

 「やりたい」ことが明確になったり、「やりたくないけれど割り

切れる」ということが明確になった場合は、そのまま仕事をやれる

わけです。

 

 わけのわからない心理状態が続いているので、復職・休職を繰り

返す、という状態になるのですが、本人にとってのベストなキャリ

ア選択を明確にさせるということを通して、繰り返しを止めること

ができるのです。

 

 しかしやりたいか、やりたくないのか、ということは実は、本人

にはまったくわからなくなっているのです。なので、「どうなのか」

と詰問しても本人は答えられなくなっていることが普通です。

 

 

 なぜかというと、それは脳内の感情発現を担う「扁桃体」という

部位が、苦手な人に対して過剰に興奮して前頭前野がハイジャック

され「感情的に支配されているために、冷静な判断ができない」状

態に陥ってしまっているからです。

 

 

 傾聴・共感カウンセリングや認知行動療法などの通常の心理療法

では、この扁桃体興奮を止められません。

 

 

 扁桃体は相手の表情に反応しますが、この反応が激しすぎて、「恐

怖感」「申し訳なさ」「私はどうせダメという無力感」「あきらめ」

などの、強いネガティブ感情を発生させ、自分自身のことがわからな

くなって、相手に言われるがままの行動をとってしまうのです。

 

 しかし本人の潜在意識としては納得していないので、悩み苦しむ

わけですね。

 

 どんな表情に激しく反応するかは、その人の3歳までに決定された

感受性なのですが、扁桃体興奮を鎮静化させるというメンタルトレー

ニングを行うと、「あ、自分はこの仕事をやりたい」または「やりた

くない」ということに気付くわけです。

 

 「扁桃体興奮」を止めてキャリアを明確にする、ということを通して

メンタル不調を解決するという脳科学メンタルトレーニングの導入を

検討されませんか?

2013/11/09

「扁桃体の鎮静化状況を数値化しているのが、他と違う脳科学メンタルトレーニングの最大の特徴」

脳科学メンタルトレーニングの他と違う最大の特徴はなんですか、

とよく言われることがあります。その時に私は、「扁桃体の鎮静化

状況を数値化しているのが、脳科学メンタルトレーニングの最大の

特徴です」と答えるようにしています。

 

 

 これは別の言い方をすると、メンタルの改善状況をつねに数値化

している、ということです。また、可視化できるということは、何

をすればストレステストが改善するかが、確立されているというこ

とです。

 

 

 なぜこれが他にはない最大の特徴になるかと言うと、以下のよう

なことをたくさん体験したからです。

 

 

 現在多くの企業では、EAPを導入していると思いますが、にも

かかわらず多くの企業担当者が「うつの原因がわからない」「原因

がわからないから対策もわからない」と言うのはなぜだろうか、と

思っておりました。それでわかったことがあるのです。それは・・、

 

 

 多くの企業ではEAP会社が持ってくるストレス心理テストを実

施していますね。そこでストレス蓄積度がわかります。そしてその

後、お医者さんのところへ行ったり、なんらかのカウンセリングを

受けさせたりします。ここまではよいのです。

 

 

 しかし、その効果測定をしていないのです。つまり、同じストレ

ステストを使って、確かにそのテストの得点が改善したのかどうか

という検証をしていないことが多いということです。

 

 

 検証をしていないということは、結局、なにが原因だったのか、

その対策は正しかったのかがわかりませんよね。その結果、「うつ

はなおらないんですよね」とか、「結局、原因ってわからないんで

すよね」と言うことになるのではないかと思います。

 

 

 これを改善するには、2つのポイントがあるのです。

 

 

1つ目⇒「信頼性の高いストレス心理テストであること」

 

 

 日本で使われているストレス心理テストは、日本人のパーソナリ

ティ特性を研究して作られていないものがたくさんあります。

我々のストレステストの研究結果では、米国人と日本人のメンタル

ダウンの原因は少し違うことがわかっています。

 それはなぜわかるかと言うと、約3万人の日本人データの分析から

宗像教授が導き出したからです。

 

 

2つ目⇒「ストレステストの得点を確実に改善する方法論がある」

 

 

 科学とは、再現性があるということです。ストレステストの結果

が出たら、それを確実に改善させるための再現性のある解決策を実

施するのは当然ですよね。そのための研究を日々行っているのが、

科学的手法であり、それを日々行っているのが脳科学メンタルトレ

ーニングです。

 

 

 脳科学メンタルトレーニングは、宗像博士により日々解決のため

の方法論が研究されているのです。

 

 

 しかし多くのEAP会社のストレステストは、ストレステストの

改善方法が、確立されていないと思います。

 

 

 それはなぜかと言うと、ストレステストを開発した人、カウンセ

リングを行う人、または医療行為を行う医療者が、それぞれがストレ

スが溜まっていると判定したストレステストの数値を改善する、と

いう共通目的に向かって動いていないからです。

 

 

 ストレステストの得点を改善するための方法論を開発するのは、

非常に長い年月が必要です。なんども試行錯誤して再現性ある方法

論を開発できて初めてそれは科学的な手法であり、顧客である企業様

に「こうやると確実に改善しますよ。大学院で研究されたデータをご

覧ください」と説明できるわけですね。

 

 

 別の言い方をするとなにが原因かがわかっているからこそできるこ

となのです。我々のやり方では、扁桃体興奮がメンタルダウンと作る

と原因特定しています。また扁桃体興奮はストレステストではここの

点数悪化に表れる、ということも研究結果わかっているので、つまり

この心理テストの得点を改善できる方法はこのようなアプローチ法で

あり、たしかにたくさんの人に実験した結果、確実にストレステスト

が変化するとわかっているのですね。

 

 

 また免疫のデータや遺伝子発現のデータも確かに変化する、という

こともわかっているので、ストレステストの得点とそれを改善する

方法論、そして身体データが確かに変化すること、など、こうした

ことを研究することによって、脳科学メンタルトレーニングは作り

上げられているのです。

 

 

 以上のようなことから、メンタルの状況を信頼性あるストレステス

トで可視化できるということになるのです。

2013/11/01

メンタルダウンを引き起こす扁桃体は、何に反応するのかが分かれば対策がとれる

 うつになっている人の脳の血流量を機器を使ってみてみると、大脳辺縁系と言う情動発現と関連する脳の部位に血流量が集中していることがわかります。

 

 大脳辺縁系の中心部にあるのが扁桃体で、ここは情動の発電装置と言われている脳の部位なのです。筑波大学の研究によると、扁桃体は胎内期で成長し3歳で完成すると言われており、そうすると3歳以下で形成されたシナプスパターンが今、刺激を受けているということになります。

 

 我々が「傾聴カウンセリング」では、メンタルを解決できないと結論付けたのはこうした科学的考察があったからです。私もかつては、相手の話を傾聴するとというカウンセリングを使ってメンタルの方のサポートをしていました。

 

 しかし傾聴カウンセリングで話す内容とは、過去のエピソード記憶なのです。エピソード記憶とは、たとえば昔お父さんに怒られて傷ついたとか、友達にいじめられたとか、などのことです。

 

 これらのエピソード記憶は、脳の中の海馬(かいば)に記憶されています。海馬とは、3歳以降に機能するのです。ということは、メンタルダウンの人は扁桃体が刺激を受けているわけですから、海馬記憶を引き出すカウンセリングを行うことは、効果的ではないと考えられるのです。

 

 扁桃体の記憶は、イメージの記憶です。私たちは、3歳以下の記憶はありませんが、記憶がないわけではないのです。エピソード記憶はありませんが、イメージの記憶はあるのですね。イメージ記憶とは、明暗、音、におい、皮膚感覚(温度、圧迫、湿度)、などの記憶です。

 

 なので、よくパニック障害などの方などは、狭いところに行くと突然不安が起きる、などのことがあると思いますが、それは扁桃体記憶なのです。

 

 たとえば、胎内期にお母さんがものすごいストレスを慢性的に感じていたとすると、子宮はたえず緊張し胎児を締め付けますから、それが扁桃体記憶を作るのですね。つまり、現在、狭い場所などに行くとその時の皮膚感覚などがよみがえり、感情がフラッシュバックすると言うわけです。

 

 このように扁桃体は、非言語の信号に反応するのですが、もうひとつ扁桃体には大きな特徴があります。相手の表情に反応する、という特徴です。筑波大学名誉教授・宗像恒次博士の研究では、扁桃体には「顔反応性細胞」

というものがあり、その人にとっての嫌悪系の顔表情(特に目)に反応し情動反応を引き起こすする、という特徴です。 これは以下のHPの研究でも、よくわかります。このページの真ん中あたりに、fMRIを使った研究があり、その人にとって「こわい」表情を見せると、扁桃体が興奮している様子がよくわかります。

独立行政法人 放射線医学総合研究所 の研究です。

 

 つまり扁桃体は、表情に反応するのですね。もともと扁桃体には、3歳以下の段階でどの表情に反応するかと言う、潜在イメージ記憶が刻まれており、それに合致した表情を見ると、激しく情動が引き起こされる、というのが宗像博士の研究結果です。

 

 生まれたばかりの赤ちゃんなのに、すでに人見知りの激しい赤ちゃん、ひとなつっこい赤ちゃんがいますね。それはすでに扁桃体記憶が形成されており、周囲の表情にその潜在記憶が反応しているからです。

 

 新型うつの人は、職場ではうつなのに、職場から離れると元気になって旅行に行ったりします。それは、職場ではその人にとっての嫌悪系の表情が存在し、その人の潜在記憶が刺激され扁桃体が興奮しているのです。

この人の潜在記憶を書きかえることで、扁桃体興奮を鎮めることができるのです。

 

 こういうことがわからないと、新型うつなどは全くの意味不明になってしまいますね。どうやって扁桃体記憶を書きかえるのか。かなり複雑な心理療法の手順がありますが、原理をざっくりと説明すると、こうです。

 

 その人の扁桃体にすでに刻まれている、嫌悪系の顔表情記憶に合致する表情に対して今、激しく反応します。扁桃体は表情に影響を受けるので、ということは、その人の扁桃体が鎮静化する表情イメージを見つけ出すことができれば扁桃体興奮は止まる、ということです。

 

 どの表情だったら、その人の扁桃体興奮が止まるのかは、脳科学メンタルトレーニングを約15時間程度行うことで、見つけ出していきます。

 

 うつになる人は、職場の人間関係が引き金になっている場合が多いものですが、上司や同僚、部下の表情に強く影響を受け扁桃体興奮が止まらなくなり、脳内にノルアドレナリンが高分泌になり、不安や緊張がたえず続くことで、夜が寝むれなくなり、うつになっていくわけです。

 

 ちなみにこの慢性ストレス状態が長期化すると、脳内に炎症が起こり神経細胞が破壊されていく、という現象が起こります。

 

 実は、音、嗅覚、皮膚感覚、などの非言語刺激は、自分の扁桃体が鎮静化する表情イメージを見つけ出すことで、これらの刺激にも反応しないようにできるのですが、それは私たち誰もが「共感覚」という能力を持っているためです。

 

 音、におい、皮膚感覚、味覚、内臓感覚、体の痛み、などの刺激情報は、頭頂葉にある多重感覚ニューロンという部位で統合され、目を閉じてそれらの刺激情報を感じると、脳内で視覚イメージに変換されるという私たち人間の不思議な能力があるのです。これは実際にイメージワークをしていただくと、だれもがすぐに実感していただけます。

 

 よって音、におい、皮膚感覚、味覚、内臓感覚、体の痛み、などの刺激情報を感じている時、私たちは無自覚に脳内で視覚イメージを見ていることになるため、よって扁桃体が鎮静化する、表情イメージを見つけ出すことで、これらの刺激に対する、反応もコントロールできるというわけです。

 

 以上のように、扁桃体の感受性をコントロールすることで、うつなどのメンタルダウンを予防し、休職者を約15時間のメンタルトレーニングで復職へと導いていく事ができるわけなのです。

 

 

 

 

2013/10/28

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