企業メンタルご担当者様向け情報「ストレスチェックの結果を本当の意味で、意味あるものにするための手法とは」
<お知らせ>
*私の新刊本を読んだ、「プレジデント」というビジネス月刊誌の取材を受けました。11/28号に掲載されるようなので、もしよろしければご覧ください。
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「不安遺伝子を抑えて、心がす~っとラクになる本」 著者・山本潤一 出版社・秀和システム
<以下からブログ本文>
現在、数社の企業の全社員面談を行っています。これはストレスチェック後のこのタイミングに合わせて行っているものです。
なぜかというと、ストレスチェックだけでは、具体的にはどんな問題が職場に起きていて、社員は何をストレスと感じているのかということがわからないため、それを具体的に調べているのです。
それでわかってきたjことは、管理職、非管理職に限らず、ほとんどの社員が人間関係で悩んでいるということです。
そして、どのように付き合っていけばよいかという「人間関係の知恵とスキル」が足りない状態です。良く仕事が忙しいとか、残業時間が多いなど、そういう環境要因をストレスの原因と考えがちですが、現場で起こっていることは圧倒的な人間関係のスキルの無さ、です。
仕事を他者にうまく頼めない、アドバイスを求められない、自分に不足しているスキルを客観視できていないので、他者にモノを頼むときにうまく頼めない、自分自身のタイプをよくわかっていなので、自分自身の限界を超えて引き受けようとし、一人で潰れそうになっている、などのことが職場に蔓延しています。
これはすべて、人間関係の問題です。他者とうまく関係を構築する知恵とスキルの無さから来てるのです。
たぶん上層部の方々は、こういうことが現場で起きていることが具体的には見えないでしょう。これが職場の不活性化をまねいているのではないかと思います。
上司の方が面談しても、たぶん社員は本当のことを言わないでしょう。ここに我々の役目があるのです。
だれが何を言ったかは会社には報告しませんが、こうした問題を上層部に挙げて現状を認識していただき、会社としてとり組める課題もあるので、これに取り組んでいただく。
こういうことを目的としてこれを行っているのです。これをやると本当の意味で、ストレスチェック後の職場環境改善になると思います。
これをしないでストレスチェックだけで終わっているのは、お金をかけた意味がなくもったいないと思います。
また医師や保健師などが行う面談とは違い、弊社のプロの心理職は、その場でその方が陥っている人間関係の課題をはっきりさせ、そしてその場でどんどん人間関係改善のアドバイスしていく、という言うことをしています。
これは話を聴くだけの産業カウンセラーではできません。彼らが陥っている問題に対処するには、傾聴では不十分で、その場でどんどん人間関係構築の知恵とスキルを教えていくということが重要なのです。
現在これを行っている某企業は、社員数が約300人ですが高ストレス者は18%います。54人です。
このうち医師面談に行ったのは、1人です。残りの53人は行っていないのです。医療は、高ストレス者を病人として扱いますから、行きたくないのです。会社からも病人として見られますから。
この企業で特徴的な課題を一つあげると、自閉気質の社員が管理職を行っていて、苦しんでいるという問題です。自閉気質は自閉症のことではありません。
弊社顧問の筑波大学名誉教授・宗像恒次博士が開発した、人のパーソナリティを遺伝子の見地から診断する理論の一つの人間のタイプに、自閉気質という人間のタイプがあるのです。
自閉気質は日本人に多いタイプで、日本人の約60%がこのタイプに相当します。いわゆる職人タイプでスペシャリストです。
この方はゼネラリストを求められる管理職に必要な人間関係構築力が全くないために、部下をうまくまとめられない、仕事をうまく人にフレない、同時並行的に仕事を処理できないためパニックになっている、などの状態に陥っているために高ストレスになり、潰れそうになっているという方が非常に多いのです。
ちなみにこれは入社10~15年以上の管理職です。入社して2,3年の若手ではありません。本人もだからこそ言えないで悩んでいるし、上層部も管理職なんだからできて当然だろうという意識でいるので、この問題が浮上しにくい。
気が付かないのです。この状態を放っておくと、本人がつぶれるか、このストレスが爆発して部下をつぶしてしまうか、仕事上のミスが起きて顧客に迷惑がかかるかのどれかになります。
現在、この方は顧客に迷惑が掛かっています。
パワハラをしてはいけない、などという教育を行えばよいというような問題ではありません。この問題をクリアさせるために、本人には自分の気質である。自閉気質の人ならではのコミュニケーションパターンを教え、他者と連携するときの自閉気質に有効なコミュニケーション法を教え、本人のストレスを緩和させるセルフケアを教え、ということをするのです。
ある意味、教育ですね。これを行えるのが弊社のプロ心理士です。
また、私の新刊本「不安遺伝子を抑えて、心がす~っとラクになる本」にも書いたように日本人には遺伝子として不安気質を持っている人が非常に多いため、現場ではこれがさまざまな問題を作り出しています。
不安気質の人は妄想を持ちやすいため、コミュニケーションがうまくいかなくなっています。これを解決するために、自分の不安気質を自覚させ、人間関係構築上のアドバイスをしているのです。
こういったこと以外に、会社が取り組むべきさまざまな課題が明確化されてきていますので、これを報告書にまとめるのです。
どうせお金をかけてストレスチェックをやるのですから、ここまでやると、職場が本当の意味で、改善され社員のモティベーションも高まるでしょう。
弊社が行っているこういった取り組みを御社でも行いませんか。
ご興味ある方は、お問合せフォームからお問い合わせください。
弊社が行っている心理療法は、厚労省のメンタルへルスHP「こころの耳」では、ヘルスカウンセリングと紹介され、数ある心理療法の中で、唯一”メンタルヘルスカウンセリングを行うカウンセリング”と書かれているものです。
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2016/10/27