企業メンタルご担当者様向け情報「ストレスとは、課題に直面しているという見方が、うつ、メンタル不調を予防する」
★6/26(日)13時~。「日本産業カウンセラー協会 神奈川支部総会」で山本潤一が講演します。テーマ→「脳科学心理療法のご紹介」。詳細決定次第、このHPでご案内します。
★20年のお付き合いがある超ベストセラー作家・本田健さんが、彼が今やっているネットラジオ番組(ポッドキャスト)「Dear Ken」で、私の新刊本「不安遺伝子を抑えて、心がす~っとラクになる本」を紹介してくださいました。ご興味あったら以下からお聞きいただけます。
*私の新刊本を読んだ、「プレジデント」というビジネス月刊誌の取材を受け,11/28発売号に掲載されました。P34に「嫉妬・スマホ・睡眠の脳科学」ということで、精神科医、脳生理学者、脳科学者などと一緒にのっています。もしよろしければご覧ください。
★山本潤一のメンタルヘルス新刊本9/16発売!
「不安遺伝子を抑えて、心がす~っとラクになる本」 著者・山本潤一 出版社・秀和システム
リーマンショックのあおりで、仕事をすべて失い、そのショックからうつ状態になった私が復活できた、誰もができるセルフセラピーテクニックを解説!
<以下からブログ本文>
去る3月14日、日本商工会議所渋谷支部主催で開催され、私が講師と務めました、「売り上げ向上、生産性向上に結び付ける経営視点でのメンタル対策」セミナーは、約60人の経営層の方々が集まり、盛況のうちに終了いたしました。
終了後のアンケートを見ると、「ストレスは必ずしも悪いものではない、本来は人を成長させ、企業の生産性を向上させるものだ、という見方が斬新だった」という声が多くあり、あらためてビジネスの世界では「ストレス=悪いもの」という、偏った見方が今まで大勢をしめていたんだな、と言うことがわかりました。
こういう考え方は、弊社顧問・筑波大学名誉教授が開発したストレス科学である健康心理学理論によるものです。
健康心理学という今までにない新しい分野は、宗像博士は30年も昔から研究されていますが、アメリカでは最近、スタンフォード大学で健康心理学の博士号を取得したケリー・マクゴ二カルという女性が、「」スタンフォードのストレスを力に変える教科書」と言う本を書き、日本でもベストセラーになっているので、ご存知の方も多いでしょう。
TEDプレゼンテーションというネットで公開されている彼女の動画がありますが、全世界で900万回以上も再生されています。
彼女の本の表紙には、こう書かれています。
「ストレスは「害」ではなく、「自分を守ってくれるもの」になる」
また彼女のプロフィールを読むと、「人々の健康や幸福、成功、人間関係の向上に役立つ実践的な戦略を提供する、「サイエンス・ヘルプ」のリーダーとして、世界的に注目を集める。フォーブスの「人々を最もインスパイアする女性20人」に選ばれている」
と書かれています。
健康心理学では、「ストレス=悪いもの、早く医者に行け」という世界観とはまったく異なる世界が展開されていることがお判りでしょうか。
ケリー・マクゴニカル女史は、ストレスの発生原因である脳内の情動の発電装置である、扁桃体を研究していないようなので、本を読んでいて私たちから見ると、「ちょっと浅いな」と感じることが多いのですが、でも健康心理学と言う、今までの常識にはない新しい視点を世界に広めた、と言う意味では、革新的な人だと思います。
健康心理学の視点で言うと、一番の特徴は、ストレスを「成長課題に直面している心理状態」ととらえるということです。
課長に昇進する、部長に昇進する、というのは今まで以上、重い責任を背負うことになり、これはストレスが増大したことを意味します。また大きな仕事でトラブルに直面すると、誰もが眠れなくなったり悩んだりしますよね。
これはその人が成長課題に直面している状態なのです。よって上司などが、このストレスを上手に解決できるよう指導していけば問題ないのです。または、上司にできなければ社外専門家がそれを行えばよいのです。
社外専門家を選ぶときに重要なのは、仕事上の課題をクリアするビジネススキルを熟知しているのと同時に、ストレス興奮状態を鎮めるために、扁桃体の興奮を鎮めることができる、心理療法テクニックに習熟していること。
つまりマイナスをゼロに持っていく技術と、ゼロをプラスに持っていく技術の両方に習熟していることです。
話を元に戻すと、成長課題に直面しているこの時に、上司にそういう認識がないと、すぐに医者に行け、などと言う指導になってしまうのです。
そして医療のサイクルの中に入れられてしまうと、すぐに睡眠薬を飲むとか、会社を休むとか、病人の扱いになってしまいます。
そしてこの方は、自分自身がビジネスマンとして成長する機会を失い、会社としても生産性向上の機会を失うのです。
成長課題に直面しているとき、周囲がわからずそれを長期間放っておいたり、本人も誰にも言わずに一人で悩む期間が多いと、いずれ病的なレベルになります。こうなると、薬を飲むことが大事でしょう。
しかし、健康心理学の知識がないと、成長課題に直面=高ストレス=医者、というものの見方しかないと、本来必要のない人まで病気と扱われ、その人の成長と企業の生産性向上が損なわれてい行きます。
結論を言うと、経営者、並びにメンタル担当者が、過度に医療に依存せず、自律的に判断するものの見方が大切ではないでしょうか。
昨今では、メンタル問題は医療にすべて丸投げというような企業が多くみられますが、その企業の社員はかわいそうではないかと感じることが時々あります。
経営者、メンタル担当者が健康心理学的ものの見方があれば、その社員は「成長課題」をクリアし、自信をつけ会社の生産性向上に貢献する戦略に貢献できただろうと思われるからです。
ストレスとは、その人の成長と組織の生産性向上に寄与するもの。
こういう見方でストレスを見直してみる事をお勧めします。
弊社は、日本で唯一、本人が無自覚な感受性を担っている脳内の情動発電装置である「扁桃体」にダイレクトの働きかけて、うつ、メンタル不調の原因である、慢性ストレスを解決し、心理課題を生産性向上、働き方改革へ解決ていくサービスを提供している会社、です。
この心理療法や、これを使った予防法、教育法などにご関心ある方は、以下のお問合せフォームから資料のお問合せをどうぞ。
弊社が行っている心理療法は、厚労省のメンタルへルスHP「こころの耳」では、ヘルスカウンセリングと紹介され、数ある心理療法の中で、唯一”メンタルヘルスカウンセリングを行うカウンセリング”と書かれているものです。
健康心理学に基づく「社員のあるがままの自分を生かす働き方を引き出す、面談、ラインケアスキル、セルフケアスキル習得教育、個人カウンセリング、、またはヘルスカウンセラー育成教育、に関心持っていただける方は、以下からお問い合わせください。
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2017/03/23