メンタルトレーニングの現場から最新情報

企業メンタルヘルスご担当者向け情報 「脳科学メンタルトレーニングと、従来の薬やカウンセリングなどとのもっとも上手な組み合わせ法とは

 先日、脳科学メンタルとレーニングを行う弊社の顧問をしていた

だいている筑波大学名誉教授・宗像恒次博士からこんなお話を伺い

ました。

 

「WHO(世界保健機関)は、2030年には単極性うつが世界の

疾病の第一位になると予測している」と。そしてその資料も見せて

いただきました。

 

 WHOは世界的な機関ですから、現在メンタルヘルス対策として

世界で行われているさまざまな対策、たとえばカウンセリングや薬

物療法などはよく知っていると思います。

 しかし、それを持ってしても、うつ増加は止められないだろう、

と予測しているのですね。

 

 たしか私の記憶では、昨年の10月だったかにWHOは現在のうつ

人口数を発表しましたが、3.5億人ということでした。その段階で

すでに世界の人口の約5パーセントは、うつになっているのです。

 

 いつも時代でもそうではないかと思いますが、従来では考えられ

ないような現象が起こったときは、今までの常識や枠組みをいった

んはずして発想することで解決策が見えてくる、というのは歴史が

証明していることなのではないでしょうか。

 

 

 弊社もさまざまな歴史を経て、今日の脳科学メンタルトレーニン

グを、うつやメンタル不調の方に使うようになっています。もと

とは、傾聴や共感を活用したカウンセリングを使って対応していた

のです。

 

 たしか1990年代のことです。しかし、お話を聞いてあげているそ

の瞬間はいいのですが、一向にうつは改善しないという事実に直面

したのです。そして1990年代後半には認知行動療法的手法も使って

対応していました。

 

 しかしそれでもなかなかうまくいきませんでした。その原因がは

っきりわかるようになったのは、もうすこしあとです。

 

 そのころから宗像博士の脳科学的研究がどんどん進み、ついにそ

の原因が解明されます。それは・・・・、

 

 

 うつなどのメンタルヘルス不調者の方は、脳内の扁桃体(へんと

うたい)、という部位が激しく反応しているという事実に突き当た

ります。

 

 扁桃体は、3歳以下で成熟する組織であり、また相手の「表情」に

激しく反応するという事実も明確になったのです

 

 扁桃体に記憶されている潜在意識レベルの表情イメージをつきと

め、そのイメージを書き換えることで、うつやメンタルヘルス不調

は、従来の常識では想像できないようなスピードで改善する、とい

うことの成功事例が次々と出始めるようになっていきました。

 

 以上のことから、弊社で行っている脳科学メンタルトレーニング

のほかのメンタル対策との違いをまとめると以下のようになります。

 

 

<従来の心理療法との違い>

 

1.従来のカウンセリングや認知行動療法は、3歳以降の顕在意識レ

ベルを扱っていますが、弊社の脳科学メンタルトレーニングは、宗

像博士が扁桃体の慢性興奮がメンタルヘルス不調を生むということ

を解明したことから、3歳以下の潜在意識を扱っている、というのが

最大の違いです。

 

 

 傾聴カウンセリングが行っている「傾聴されれば話すことができ

る内容」とか、認知行動療法が行っている原因を左脳的に分析でき

るような「認知」とは、潜在意識ではありません。

 

 

 扁桃体とは3歳以下で完成する組織であり、この潜在意識を変える

ために一定の「質問法」「回答法」「イメージワーク法」などが組

み合わされて開発された技術が、脳科学メンタルトレーニングです。

 

 

 従来型カウンセリングや認知行動療法のカウンセラーがすでにい

らっしゃる企業の場合は、彼らが顕在意識を担当し我々が潜在意識

を担当する、という連携をすることによって、某企業では3年半、う

つで休職する人が0%という結果に貢献しています。

 

 

<薬物療法との違い>

 

1.メンタルヘルス不調は、職場の人間関係や仕事の負荷そのもの

に対応しようにも、感覚が繊細すぎて対応できない、というその人

の感受性の敏感さから生まれます。これは扁桃体の慢性的に興奮し

やすいこと意味します。

 

 お医者さんが行う薬物療法や生活指導法は、気力体力ともに消耗

し疲れ果てている人にはとても必要なことだと思います。

 

 しかし、気力体力が回復した後には、その人の「感受性の課題、

つまり扁桃体が興奮しやすい問題」を解決することが重要です。こ

れをしないで、職場に戻すとまた調子が悪くなってしまうのです。

 

 薬や生活指導だけでは、その人の感受性の課題を解決できるわけ

ではないからです。再発を繰り返す人が多い企業や、早期対策がな

かなかうまくいかに企業は、産業医や主治医だけにおまかせしてい

る、という企業が多いと思います。

 

 産業医とすでに契約している企業は多いと思いますが、人事部や

安全衛生部が主導権を取って、産業医と我々、心理課題を解決する

メンタルトレーナーを上手に連携させている企業では、やはり再発

率が0%という結果を出しています。

 

 *脳科学メンタルトレーニングに関する資料をお送りします。こちらのお問合わせフォームからどうぞ。

2014/03/02

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