メンタルトレーニングの現場から最新情報

企業メンタルご担当者様向け情報「人を導くというリーダシップスキルを身に着けたリーダーを育成することが、メンタル解決と生産性向上を同時に達成させる」

★中小企業を応援する(株)オンリーストーリー様に取材していただき、WEBに弊社紹介記事を掲載していただきました。

「日本メンタル再生研究所のオンリーストーリー」

★現在、9/2(土)にビジネス雑誌プレジデントのWEB版雑誌である、プレジデントオンラインに、私の記事「うつ、メンタル不調を解決する脳科学心理療法」の記事が4回シリーズで連載されています。

 編集部から連絡があり、非常に多くの方に読まれているようです。興味あったら読んでみてください。

■4回目原稿(2017年9月25日(土))

「うつを改善するあばたもえくぼ、の意味」

■3回目掲載(2017年9月16日(土))

「うつ改善に光イメージが効果的なワケ」

■2回目掲載(2017年9月9日(土))

「うつレベルを診断する1分間心理テスト」

■1回目掲載(2017年9月2日(土))

「なぜ、うつは再発するか」

 現在、専門家をはじめ多くの方々がうつ、メンタル不調は「寛かい」はできても解決できないと思っていると思いますが、きちんと解決できるのですよ、ということをビジネスマンたちに伝えたいなと思い、書きました。

<以下からブログ本文>

  私が社会に出たのは1982年です。ニューヨークのブラックマンデーにより株価が大暴落したのが確か1990年ころです。

80年代の日本はまだまだ勢いがあって、日本企業は世界を席巻していました。

 70年代に「ジャパン アズ ナンバーワン」という本がベストセラーになり、アメリカはこぞって日本型マネジメントを学ぶようになりました。

 私はかつて経済アナリストの藤原直哉氏からこの時代のことを学びました。藤原氏によると、当時、アメリカが日本の強さの秘密として発見したのは以下の2点だとのことです。

 1.産業民主主義

 2.労働者の熟練

 産業民主主義とはこういうことです。

 日本では工場などの現場では、上も下も関係なく「あーだ、こーだ」を話し合っている。そして意見は意見箱に投書され吸い上げられている。

 肩書の違いはあっても仕事上は、民主的。なんでも言い合っている。これに当時のアメリカ人はびっくりしたのだそうです。

 日本の強さはここにあったのか、と。

 当時アメリカでは、ホワイトカラーとブルーカラーは明確に分かれ、上と下が一緒になって動くということは考えられなかったのだそうです。

 決めるのは上、俺たちは言われたことをやればいい。というのが当時のアメリカだったのです。

 労働者の熟練とはいかのことです。

当時の日本は終身雇用でした。当然、労働者のスキルはプロ級に熟練するのです。これが日本を支えていた。労働者を大事にしていたのですね。

 一方のアメリカは、何かあるとすぐにクビを宣告される。リストラも当たり前。労働者は単なる「駒」だったのです。

 当然、仕事で熟練するわけはないですよね。

 私が社会に出た80年代は、産業民主主義と労働者の熟練がまだ生きていた時代でした。だから何でも話したし、先輩は必ず自分より仕事にプロだった。

 もちろん、今の時代には古すぎて合わないところまあるでしょうが、何が言いたいかというと、その当時、職場でうつ、メンタル不調なんて聞いたことがありませんでした。そんな人たちは、どこにいたのでしょうか?

 今では、そこら中にいるのが当たり前ですよね。

 私はたくさんの経営者や人事担当者に普段からお会いしています。そうすると中には、こんなことを言う方がおられます。

「うつ、メンタルは本人が病気になったのだから、治してこい。治らなかったら当然、しかるべき措置をとるのが当然」

 しかし、私はこう思います。

あなたは80年代の日本を知っていますか? うつ、メンタル不調など、ほとんどいなかったのですよ。それが何で今はこんなに多いのでしょうか?

 いきなり私たち日本人が、うつ、メンタル不調という「病気」にかかるようになったのですか? と。

 もちろん本人たちの課題はあるとは思います。しかし、私たちの職場はどうなったのでしょうか?かつての日本のように、人を大事にしなくなったのではないでしょうか?

 弊社の心理テストを使って調べると、ほとんどのビジネスマンは、「わかってくれる人は誰もいない」という認知になっています。

 孤独なのですね。

かつて産業民主主義が当たり前だった時代は、だれもが何でもを言い合うことによって、仕事は進んでいたのです。ホンダは、その文化を「ワイガヤ」と呼んでいました。

 その当時は、だれも孤独だなんて思っていなかったのではないでしょうか。

なんでもワイワイガヤガヤと話し、酒飲んではアーダコーダと話す。今は、話さないのではないでしょうか? そういう雰囲気の会社にしてしまったのではないでしょうか。

 90年代以降、アメリカ型個人主義(グローバルスタンダード)をどっぷりと輸入してしまった日本は、ある意味、人のつながりが壊れてしまったのだと思います。

 うつ、メンタル不調を「個人の病気だ」ととらえている会社は、人とのつながり、や、部下を育てていく、仕事の課題やストレスを部下が乗り越えられるように上司が導いていく、という発想はあまり持たないかもしれません。

 病気なら自分で治してこい、という「冷たい」発想になるからです。

 そもそも人とのつながりを大事にしたりや部下を育てる、という意識の強い会社は、うつ、メンタル不調はおきにくいのですが、たぶん80年代までの日本を知らないからこういうことを言ってしまう、ということかもしれません。

 ストレスを乗り越えるセルフテクニックを教えるのが大事ですが、同時に人を大事にするリーダーシップ教育を行うこと、この双方が大事なのです。

 単にラインケアという浅い、研修を行うだけでは不十分なのです。

こういった教育対策に、ご興味あったらお問い合わせフォームから問い合わせをどうぞ。

*こちらのお問合わせフォームからどうぞ。

弊社は、日本で唯一、本人が無自覚な感受性を担っている脳内の情動発電装置である「扁桃体」にダイレクトの働きかけて、うつ、メンタル不調の原因である、慢性ストレスを解決し、心理課題を生産性向上、働き方改革へ解決ていくサービスを提供している会社、です。

 

2019/05/14

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