山本潤一メルマガ「HSPを理解すると、生産性向上、うつ・メンタル改善の方法が見える 」
<新着情報>
★中小企業を応援する(株)オンリーストーリー様に取材していただき、WEBに弊社紹介記事を掲載していただきました。
★現在、9/2(土)にビジネス雑誌プレジデントのWEB版雑誌である、プレジデントオンラインに、私の記事「うつ、メンタル不調を解決する脳科学心理療法」の記事が4回シリーズで連載されています。
編集部から連絡があり、非常に多くの方に読まれているようです。興味あったら読んでみてください。
■4回目原稿(2017年9月25日(土))
■3回目掲載(2017年9月16日(土))
■2回目掲載(2017年9月9日(土))
■1回目掲載(2017年9月2日(土))
<以下からブログ本文>
HSPをご存知でしょうか。Highly Sensitive Person の頭文字で、エレイン・アーロン博士が提唱している、かなり過敏な人、という意味です。
しかし、HSPは、実は科学的な根拠を示して述べられた概念ではないため、科学者の間でかなり論評が異なります。
論評を横に置くと、「かなり過敏な人」というのは、私たち日本人には非常にピンとくる、言葉であることは確かなのではないでしょうか。
より科学的に述べるならば、不安遺伝子という言い方をした方が、しっくりくる方がおられるかもしれません。なぜなら、不安遺伝子は科学的に存在が明確だからです。
私の本、「不安遺伝子を抑えて心がす~っとラクになる本」にも書きましたが、不安遺伝子には、主なものにはLL型、LS型、SS型が存在します。
LS型とSS型を合わせてS型と呼びますが、日本人の約8割がS型を持っています。心配しやすいということです。
ヨーロッパ型アメリカ人のS型保有比率は約4割なのです。心配になる人が少ないのですね。
HSPの対処法を読むと、これはよく読めばわかりますが、認知行動療法であることがわかります。たとえば、
・非HSPの人にも自分をわかってもらうことが大切(わかりやすく具体的に伝える)
・情報量をコントロールする
・HSPならではの得意分野を持つ
などと書かれています。
弊社も’90年代には認知行動療法を実施していたのでわかるのですが、「考え方」をコントロールしようとするやり方なのです。
直感的に思いました。
「これで解決できるほど、そんなに簡単なものではない」と。
「感じ方」を変えないと解決できないのです。
日本人は非常に敏感な民族です。だからHSPを見る限りにおいて、その通りです。
でも、この非常にデリケートな民族を上手に使ってきたのは、かつての日本の職場です。認知行動療法ではありません。
かつての日本は、製造業のクオリティは世界一と言われてきたのですね。経済アナリスト・藤原直哉さんの解説によると、かつての日本の偉大さを作った2つのポイントは、
・経済民主主義 と
・熟練労働者
だということです。
経済民主主義とは、仕事時間中でも、なにかあったらすぐにその場でみんなで集まって、あれこれ話し合っているということ。かつての日本の自動車工場で良く見られた光景なのです。
熟練労働とは、かつての日本は終身雇用制ですから、当然、労働者の熟練度は非常に高かったのです。ということは、
熟練者が職場にいるとは、非常に安心ですよね。なんでも質問できる。また、産業民主主義とは何でも言えるということで、非常に安心する職場ですよね。
この2つが作る安心感が、心配性な日本人の安心感を作っていた、ということです。しかし、いま、この2つが醸し出す安心感はない、のです。
終身雇用でもないし、熟練労働者もいない。ではどうするか。そこでかわされていたコミュニケーション法を、今の職場で復活させることなのです。
これを復活させることが、不安遺伝子を改善するコミュニケーション法、なのです。
自分で簡単にできる事は私の著書に書いてありますので、お読みください。もっと組織的に取り組んでいきたい、と思われた場合は、お問い合わせフォームからお問い合わせください。
折り返し、電話、またはZOOMにてご説明させていただきます。
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弊社のメンタル診断テストを用いて、職場の働きがい、幸福度を向上させながら、うつ、、メンタルも改善していく、というニーズが増えてきました。
こういったキャリア診断テスト導入や、その後の教育対策に、ご興味あったらお問い合わせフォームから問い合わせをどうぞ。
弊社は、日本で唯一、本人が無自覚な感受性を担っている脳内の情動発電装置である「扁桃体」にダイレクトの働きかけて、うつ、メンタル不調の原因である、慢性ストレスを解決し、心理課題を生産性向上、働き方改革へ解決ていくサービスを提供している会社、です。
2020/06/01