脳科学とストレス科学に基づくメンタル活性化法「遺伝的気質を知れば、パワハラがなくなり発達しょうがいの人をうまく使えるようになる」
<新着情報>
★12/3(金)15時~17時ZOOMセミナー。「メンタルを根本から防止する、重要な対応策とマネジャー教育」 対象・経営者、経営者層。費用・無料。
第一部 「メンタルを防止する重要な対応策」
山本 光洋(弁護士)
第二部 「メンタルを防止する根本的なマネジャー教育法」
山本 潤一(日本メンタル再生研究所 代表取締役/所長)
★中小企業を応援する(株)オンリーストーリー様に取材していただき、WEBに弊社紹介記事を掲載していただきました。
「日本メンタル再生研究所のオンリーストーリー」
★現在、9/2(土)にビジネス雑誌プレジデントのWEB版雑誌である、プレジデントオンラインに、私の記事「うつ、メンタル不調を解決する脳科学心理療法」の記事が4回シリーズで連載されています。
編集部から連絡があり、非常に多くの方に読まれているようです。興味あったら読んでみてください。
■4回目原稿(2017年9月25日(土))
「うつを改善するあばたもえくぼ、の意味」
■3回目掲載(2017年9月16日(土))
「うつ改善に光イメージが効果的なワケ」
■2回目掲載(2017年9月9日(土))
「うつレベルを診断する1分間心理テスト」
■1回目掲載(2017年9月2日(土))
「なぜ、うつは再発するか」
<以下からブログ本文>
皆さんもすでにご存じですが、来年4月より中小企業もパワハラの対策をしなければなりました。法的な整備ももちろんですが、社員に対ししっかり教育を行うことが求められています。
皆さんもいろいろお考えと思います。
パワハラをなくすにはどうしたらよいのか、についてはいろいろな考えがあると思いますが、弊社では、人のパーソナリティを「科学的」にとらえることが重要と思っています。
実は、パワハラは発達しょうがいの問題と密接に関連します。そして生産性の問題とも密接に関連します。今回のこのことについて解説します。
近年、脳神経学や遺伝学的な分野での研究が開けてきたこともあり、人のパーソナリティに関するとらえ方が、かなり科学的に説明できるようになってきました。
人の心の問題はカウンセラーなどが従来からになってきたわけですが、もちろん彼らの働きは非常に重要です。
いっぽう、弊社ではもう少し科学的にとらえたほうが和帰りやすいのではないか、という立場をとっています。
それが、遺伝的気質理論というものです。これは弊社顧問の、筑波大学名誉教授・宗像恒次博士によって開発されたものです。
人の人格に大きな影響を与える遺伝子を3つとしております。循環気質遺伝子、粘着気質遺伝子、そして自閉気質遺伝子、です。
簡単に言うと、循環気質遺伝子は「人から認められることで快感物質のドーパミンや脳内麻薬を得て、心地よさ、生きがい、などを感じる他社報酬依存の遺伝子がある」と考えられています。
つまり、認められたい、という欲求が強いため行動特性としては、おしゃべり、スタンドプレー、目立ちたい、動きが機敏、などの特徴があります。
芸能人の明石家さんまさんなどがその代表例です。遺伝的気質とは、性格の核、なので、変えようと思ってもそんなに簡単には変わりません。
逆にその気質的特徴を生かして働くとモティベーションが非常に向上します。明石家さんまみたいに人は、社交的な仕事はぴったりですが、一日中誰とも話さない仕事をさせるとメンタルダウンするのです。
もう一つ説明すると、自閉気質です。これは、「快感物質ドーパミンや鎮静物質GABAの受容体に結び付きづらい遺伝子を持ち、鎮静と報酬を求めて内的満足を志向する、自己報酬の遺伝子を持つ」と考えられています。
つまり、あまり人と話さず、一人で黙々と作業することに喜びを感じるということです。将棋の藤井聡太君などがその典型で、
循環気質の明石家さんまと違い、藤井聡太君は顔に覇気がなく人と目を合わせませんよね? ああいう人たちで、日本人には約60%存在します。
このように遺伝子の特徴と人のパーソナリティとは非常に関連があり、それを判定する独自の診断テストが開発されているのです。
パワハラとの関連で行くと、明石家さんまに様な人は、明るくクイックな反応を好むので、相手にもそれを当然として求めます。「おはよう”!」と言ったら、「おはよう!」と、明るくノリが良く、クイックに反応が返ってくることを求めるのです。
しかし、おわかりのように藤井聡太君は明るいノリで、おはよう! と返すタイプではありません。むしろ、ノリが良すぎる関係を嫌う傾向があります。
そうなると、明石家さんま的な上司は藤井聡太君のようなこの部下を、暗い奴だ、態度が悪い、ちょっとおかしいんじゃないのか、
などと不満をため、それがつもり積もってある日爆発してパワハラになるのです。
よく人はみな違うと言いますが、そういうことはみな頭ではわかっています。しかし、よくわかっていないのは、遺伝子が違うと根底的に全く違う人間なのだ、ということです。
宇宙人かと思うほど違う、ということを我々はわかっていないのですね。これがパワハラを生みます。「期待できないものを期待し続ける事」から、ストレスやパワハラは生み出されるのですね。
こんなことはわかっていると思う方もいるでしょう。しかし、この遺伝的気質が如実に表れるのが、発達障害、なのです。
前述の宗像博士の研究では、
自閉スペクトラムは、自閉気質遺伝子、不安気質遺伝子、執着気質遺伝子の組み合わせで起こる、という研究結果を発表しています。
自閉気質遺伝子は藤井聡太君のように自分の中に入っていく傾向の強さですが、これだけであれば人との関係は問題が起きませんが、これに、不安になりやすさの不安気質遺伝子、そして完璧にこだわる執着気質遺伝子が加わると、
問題が起きるのですね。ですので自閉スペクトラムは、何が何でも自分の中に意識が強烈に集中しますので、それが妨げられる環境では、突然爆発したり、
または、相手の言っていることがわからない、空気が読めない、マルチタスクができない、あいまいな状況ではパニックになる。などのことが起きます。
このように発達しょうがい、は遺伝的気質論として研究が明確であり、説明できるのですが、遺伝子の違いで生まれた、自分とは異なった脳を持つ人、という理解はできますでしょうか?
そうできる人はパワハラは起こさないと思いますが、あいつおかしいんじゃね? あいつ病気なんじゃね? などと思っている方も多くいるのではないでしょうか?
これがパワハラを生むのです。そして発達しょうがいとどうつきあったらいいかわからない、という問題を生みます。当然、生産性は下がりますね。
これがきちんと理解されていない企業では発達しょうがいの人が邪魔者扱いされて、人間関係がこじれている、ということが多発しています。その結果、2次障害として、うつが発生するのですね。
発達しょうがいにたいする科学的な理解が必要だと思います。それに基づいて働く環境を整えると、十分に戦力になりますよ。
弊社の調査では、自閉スペクトラムのグレーゾーンの方は、どの企業でも約4割存在します。ADHのグレーゾーンの方は約7割存在します。
これが、パワハラの根底にあるのですね。
なにもない人の方が少数派なのです。あいつおかしいんじゃね? ではなく、何もない人の方が少数派なのですから本来は、なにもない人の方が、おかしいんじゃね? と言われてもおかしくないかもしれませんね(笑)
発達しょうがいは、科学的言うと「脳多様性」の表れなのです。よってダイバーシティの問題として扱った方が良いと思います。
科学的に人間関係を考える、そういう取り組みを御社でも始めませんか?
12/3に、このことに関するZOOMセミナーを弁護士の方と一緒にコラボして行います。ぜひご参加ください。また、発達しょうがいに関するお問い合わせがある方はお気軽に以下のメールにどうぞ。
ZOOMで無料でご相談に応じます。
terumicompany@gmail.com 担当・山本潤一
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第一部 「メンタルを防止する重要な対応策」
山本 光洋(弁護士)
第二部 「メンタルを防止する根本的なマネジャー教育法」
山本 潤一(日本メンタル再生研究所 代表取締役/所長)
ある方は、お問い合わせください。ZOOMでご説明いたします。
■お問い合わせは以下。
terumicompany@gmail.com
日本メンタル再生研究所 山本まで。
弊社は、日本で唯一、本人が無自覚な感受性を担っている脳内の情動発電装置である「扁桃体」にダイレクトの働きかけて、うつ、メンタル不調の原因である、慢性ストレスを解決し、心理課題を生産性向上、働き方改革へ解決ていくサービスを提供している会社、です。
2021/11/15