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企業メンタルヘルスご担当者様向け情報「脳科学トレーニングが考える、メンタルヘルス不調をクイックに鎮めるセロトニン上昇テクニックとは」

  弊社のアドバイザーである、筑波大学名誉教授・宗像恒次博士の研究によると、うつやメンタルヘルス不調に陥りやすい人の特徴の一つとして、不安になりやすさがあります。

 この不安になりやすい原因の一つとして、不安気質遺伝子の存在があるのです。宗像博士によると、日本人は不安気質遺伝子を持つ人の割合が圧倒的に多く、アフリカの人は20パーセント代であるのに対し、アメリカ人は約40パーセント代。しかし、日本人は約80パーセント代にもなるのです。

 不安気質遺伝子を持つ人は、脳内で情緒安定物質であるセロトニンが流れにくく、その分だけもともと気持ちが不安定になりやすいのですね。

 もともと情緒が安定しにくい遺伝子的な特徴があり、そのうえで苦手な相手の表情に扁桃体は激しく反応するので、ダブルで気持ちが不安定になりやすいのです。

 こうした方々のうつやメンタルヘルス不調を予防するには、脳科学心理療法を活用して扁桃体を早めに落ち着かせることが一番ですが、もっと簡易的にクイックにメンタル不調を予防する方法があります。それは、セロトニンを脳内でクイックに分泌させるという方法です。それには3つあります。

 1.光にあたること。

 セロトニンは、光で分泌されるのです。よって、よくメンタル不調者になると夜は眠れなくて朝方やっと眠れる、というようなことが起きると思いますが、これは宗像博士によると光を浴びるからなのだそうです。

 2.スキンシップをすること。

 セロトニンは、スキンシップによって分泌されます。マッサージに行くと気持ちよいですよね。あの時、まさに脳内ではセロトニンが分泌されているのですね。そういう意味では、パートナーシップがよい人は、メンタルはなんとか持ちこたえることができるというのは理にかなっているのです。

 もし現在パートナーがいない人の場合、または関係がよくない人の場合は、マッサージにいくとよいのですが、お金をかけないでやる場合は、土いじりとか、動物を触るとか、風呂に入るとか、気持ち良い布団に変えるとか、皮膚からの入力信号を心地よいものにするとよいでしょう。

3.リズム運動をすること

 よくパチンコなどでかかっている行進曲を聴くと、なんとなくたったったっ、と手足が動かしたくなるような感覚になりませんか?

 またパチンコが嫌いであれば、朝、散歩するとか、ラヂオ体操するとか、すこし例が飛びますが、貧乏ゆすりなどのような一定のリズム運動も、セロトニンを上昇させることがわかっているそうです。またよくオフィスで鉛筆をぐるぐる回している人がいますが、あれなどもそうかもしれません(笑)

 不安になりやすい人は、今すぐ以上のどれかをやるとよいですね。

私はセルフケアというのは、こういうふうに脳科学に基づいた具体的な技術を教えるものが非常に役立つのではないかと思います。

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2014/08/31

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