メンタルトレーニングの現場から最新情報

企業メンタルヘルスご担当者様向けメンタル情報「従来のカウンセリングでは対処できない領域を担当するのが、メンタルトレーニングだということがわかるとうつは解決する」

 よく私たちが行っている、心理療法のことをご紹介すると、「治療をやっているのですね」と言われることがあります。

 そんなときはこう答えることにしています。

 「治療と言うのはお医者さんが行う行為のことを言うのであって、私たちが行っているのは、心理的な技術を活用したストレス解決支援です」

 そうするとこんな反応が返ってきたりします。

「カウンセリングとは違うのですか?」

違います。

 脳科学的に言うと、カウンセリングとは脳内の海馬(かいば)をはじめとした、3歳以降の言葉による短期記憶、長期記憶を貯蔵している部位から、過去の話を引き出して気づきを与えようとしているものです。

 傾聴をベースとするカウンセリングや認知行動療法などもこの範疇に入ると思います。

 それに対しセラピーとは、3歳以前に完成し私たちの基本的な感受性を作り出している、脳内の扁桃体(へんとうたい)に貯蔵されている「言葉によらない記憶=イメージ記憶」を引出し、気づきを与えてメンタル不調を解決しようとするものです。

 カウンセリングとセラピーは、何がメンタルヘルス不調の原因なのか、という視点が違うのですね。

 なので、いろいろな企業ではカウンセラーの方々が基本的なお話を聴くということを行って、それで解決する場合はそれでOKで、それでも解決しない場合は私たちがセラピーを行う、という分業制で行っている企業もあります。

 また、よく薬を飲んでメンタルの症状をコントロールすればよいじゃないか、というおっしゃる方もおりますが、私はそれをお勧めしません。

 なぜなら米国のナンシー・アンドリーセンという科学者の研究によると、向精神薬を1年間に飲み続けると、脳の大脳皮質は部位によっては1パーセントから最大5パーセント萎縮する、と言う研究結果を発表しているからですx。

 これは私たちのアドバイザーである、筑波大学名誉教授である、宗像恒次博士によると、「筋肉も使わないでいると萎縮するがそれと同じような現象ではないか」とのことです。

 薬は頭をぼーっとさせて、脳機能をマヒさせるものですが、確かに頭を使わない状態を作り出すので、萎縮するというのは説得力がありますよね。

 いずれにしても、何年も飲み続けるといったいどうなることになるのか。

 萎縮し続けるということを考えると、良いことにはならないでしょう。筋肉をずっと何年も使わないでいると、自分の力で自分自身を支えられなくなりますね。つまり「自立」できなくなってしまうということです。

 短期的にみれば、薬で症状を抑えて仕事をさせることは企業にとって一見よいことのように見えますが、長期的に見た場合、こういう人を増やすことは企業にとってプラスになるのでしょうか。「自立的に思考できなくなる人を増やす」ということは、本人にとっても企業にとっても不幸なことになると、私は思います。

 私たちが行っているセラピーとは、従来カウンセリングでは対処できなかった、領域をカバーする心理療法なのです。

 某上場企業では3年半、うつで休職の方の再発0%という結果に貢献した脳科学メンタルセラピーに関心持っていただける方は、以下から資料をご請求ください。

*こちらのお問合わせフォームからどうぞ。

2014/10/07

個人セラピーご案内はこちら

無料心理テスト

予防・克服メンタルトレーニングお問合せ・お申込み

うつ病の原因を科学的に解明

講演会・研修・執筆についてうつ病の予防と対策を分かりやすく解説いたします。

日本メンタル再生研究所

当サイトはリンクフリーです。
左のバナーをご使用ください。