企業メンタルヘルスご担当者向けメンタル情報「NHKテレビドラマ、マッサンにみる、うつ予防法とは」
現在、NHKの朝のドラマで放送されている「マッサン」を見ている方も多いでしょう。私も好きでよく見ています。
ご存じない方のために簡単にご紹介すると、ニッカウィスキーの創業者・竹鶴政孝氏の生涯を描いたドラマです。
ドラマの主人公である「マッサン」は、ウィスキーの本場スコットランドで修業を積み、日本で本格的なウィスキーを作りたいという夢を持ち、某企業に入社しますが、社長から「スコットランドそのままのウィスキーは、日本人の舌には合わない。日本人に合う味のウィスキーを作れ」と命令されます。
さんざん反発しますが、日本ではウィスキーを作れるところはここしかない、との思いから、自分の信念を曲げてもやもやした気持ちを抱えたまま受け入れます。
このままいくと、たぶんマッサンは「うつ病」になるでしょう(笑)。当時、うつ病という病名はなかったかもしれませんが、慢性ストレスで心身を病んでいくのではないかと思います。
これってある意味、こんなふうな立場になって仕事を行っている、今日のビジネスマンとよく似ているのではないかと思います。納得いかないけれども、生活のために我慢して、仕事をやり続ける。
間違いなく、うつやメンタル不調になりますよね。
マッサンのミスは私が思うには、ここでダメだったらもう自分の居場所はない、という「極限の恐怖心」を抱えながら、納得できない仕事を行っている、ということです。
自分の意に沿わぬ仕事であっても、まあこんなもんでしょう、というように、開き直れている人は、メンタルダウンしないのです。なぜなら、開き直れている人には、極限の恐怖心はないからです。
この極限の恐怖心を消すにはどうするか。一番簡単なのは、誰かにこの恐怖心を吐けばよいのです。妻であるエリーにも、マッサンはまったく吐いていません。
逆に「心配するな。これでいいんじゃ」みたいなことを言って強がっています(笑)。
まさにメンタルダウンする人のパーソナリティそのままです。「だれにも弱音を吐かず、一人で頑張る」という感情認知困難度という心理テストがあるのですが、メンタルダウンする人は、この心理テストの得点がものすごく高いのです。
彼はきづいていませんが、なぜだれにも弱音を吐けないかというと、それは彼の父親との関係から来ています。心理学的には、造り酒屋の頑固な父親には、彼が恐怖心を感じた様々な出来事を、小さい時から素直に聞いてもらえなかった、というところからきています。
脳科学メンタルトレーニングの見地からいうと、彼の脳内には父親のやさしい表情記憶がないのでしょう。
なぜなら、感受性を作っている脳内の扁桃体(へんとうたい)という部位は、人の表情によって、激しく興奮することがわかってますので、父親の苦手な表情記憶が、脳内記憶にこびりついているとそもそも不安なことを相談しようという気になれなくなるのです。父親に相談することを思っただけで、マイナスの感情が湧いてくるからです。
マッサンの当時、脳科学メンタルトレーニングなどというものは存在していないため、だれもがこんなことはわからなかったのではないかと思います。
彼が扁桃体興奮を鎮めるメンタルトレーニングを受けていれば、彼は周囲の人(父も含む)に弱音を吐けることになり、開き直って仕事ができたのではないかと思います。
ただ、ここでもし彼がうつになって倒れたとしても、人生という長いスパンで見ればマイナスではありません。なせなら、ここでたぶん彼は自分がなぜ失敗したかと反省すると思うからです。
そういう意味ではどう転ぼうとマイナスはないのですが、時間がもったいないかもしれませんね。あえて倒れなくてもよいからです。
ということで、だれにも頼れず一人で頑張るという、特性を事前に変えること、これがうつやメンタル不調を早期に予防する、もっとも効果的な方法なのです。
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2015/01/14