企業メンタルご担当者様向け「能力開発と言う視点で見ることができると、うつは本人を成長させる機会となる」
今年の12月にストレステストが義務化されますが、これは0次1次レベルの予防を行うために実施されるものです。
では、2次3次予防、つまり現在メンタル不調を発症しかかっている人、またはメンタル不調になっている人に対してどうするか、というと、たぶん多くの企業では、すぐに産業医やメンタルの主治医に行かせるという対処になるでしょう。
そして、行かせられた彼らはどうなるでしょうか。私傷病の扱いになりますから、「病気になったのだから、自分で治してきなさい」という扱いになると思います。で、自分で治せるわけがないのです。
薬を飲まされて、休職することになり、治せないので再発を繰り返し、そのうち就業規則にひっかかり、退職と言う道に進んでいく可能性が高いかもしれません。
現在のこの国のメンタルに対する施策では、お医者さんのもとで対処しようとしていると思うのですが、そうすると休職、そして薬、という方向に向かう事が多いのではないかと思います。
私は重症者には、こういう仕組みは確かに必要と思うのですが、しかし、まだそこまで行っていない人まで、この仕組みの中で処理されていってしまうことは、よくないことではないかと思っています。
医療と言うのは、ストレスをそもそも「よくないもの」としてとらえる傾向があるのではないかと思います。
なので、ストレスを感じている、ということを、よくないことととらえると、休職して、薬を服用するようにという指導になってしまうことがあるのではないかと思います。
しかし、ここでよく考えてみていただきたいと思うのです。特に年配のビジネスマンの方々に。
若いころ、仕事がうまくいかなくて、また、人間関係がうまくいかなくて、または何か大きな失敗をして落ち込み、それこそ今でいう、うつ状態になったことなど、誰しもが経験したことがあるのではないでしょうか。
そのストレスは、必ずしも悪いものでしたでしょうか。そこを乗り越えて、ビジネスマンとして、大きな学びを得て、成長をしたということはありませんでしたか?
ストレスと言うのは、必ずしも悪いものではなく、扱い方によっては、その人が成長する機会を提供しているものなのではないでしょうか。
つまりストレスとは、能力開発の側面があるということです。
周囲の方々や、上司がそのことを理解し、導いていくことでストレスを成長の機会のすることができるという側面があるのです。
現在、多くの企業で行われるメンタル対策は、医療が優先するようになっているところが多いと思いますが、そうすると能力開発的な側面はどうしても軽視されがちです。
なぜなら、ストレス=休職、そして薬での対策、と言う方向に進みがちだからです。
これは企業にとって、果たしてよいことなのでしょうか。
メンタルダウンしないように予防策をとることはもちろん大事なことですが、現在、メンタル不調の兆候が表れている人々に対して、医療者がメインで対策をとることは、人材開発的な面から見て、どうしても一面的に偏ってしまうことになると言う点があるのではないでしょうか。
重症化して、布団から起き上がれないとかになれば、確かに休職して薬を飲ませるという処置も必要ではないかと思います。
しかし、ある程度のストレスであれば、そこから本人自体の課題を学ばせるという、能力開発的な措置により、本人を成長させることができると思うのですがいかがでしょうか。
メンタル不調に陥って方と言って、医療的処置だけては、本人にとって必要な成長課題を学ばせることができないかもしれません。新しい人を雇うことがなかなか難しい今、ストレスと言うものを通して能力開発と言う視点が、重要になってくるのではないかと感じます。
メンタル対策とjは、能力開発的対策の側面と、医療的対策の側面との組み合わせが大切ではないかと思います。
ここをどう考えるのか。メンタル担当者、経営者がどう考えるか、という点がポイントかもしれませんね。
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2015/04/05