企業メンタルご担当者様向け情報「扁桃体に注目するメンタル対策が、だんだん世の中に出始めてきた」
現在、メンタルへルス法務主任者という資格を取るためにセミナーに参加しています。これは、メンタルヘルスを法律の面からとらえる知識を身に着け、弁護士、医師、産業保健スタッフ、社労士、心理職の方々、企業の人事鵜の方々、などと連携しして行くための様々な知識やノウハウを身に着けるための資格です。
そこのセミナーで講師をされていた先生から非常に興味深いお話を聴きました。この先生は、かつて某上場企業の子会社の社長として、その会社のメンタル対策に取り組み非常に良い結果を出した方で、その様子を本にまでまとめた方です。
本はこちらです。
「新米メンタルヘルス担当者奮闘記」、「メンタルサポートが会社を変えた!」
天野メンタルコンサルティング代表の、天野 常彦先生です。
先生は講義中こういわれました。
「2013年のNHKスペシャル当テレビ番組で、うつの原因は欧米の科学者の研究では脳内の扁桃体の興奮にある、と放映されていたことを見て、扁桃体は興奮しない組織つくりにはどうしたらよいかを考え、いろいろ試行錯誤してみた」
一瞬、「おお!」と思いました。天野先生の本を読んでいただければわかると思いますが、先生がおられた子会社の親会社は日本を代表する大企業です。
そういう立場の方が、メンタル対策として扁桃体に注目しておられたとは・・。このセミナーは、様々な有資格者の方や産業保健スタッフ、企業担当者が参加していますから、そういった方々に扁桃体というキーワードは浸透していくことでしょう。
先生は組織つくりと言う面から取り組まれたわけですが、弊社はその個人の扁桃体自身を鎮静化するという、心理療法を行っているのです。
続いて同じ日、ある方から面白い動画があるから見てみたら? と勧められました。これには、今アメリカのグーグルなどで導入されている、マインドフルネスという、瞑想をメンタルヘルスに取り入れている、といことで、このやり方を広めている、人見ルミさんと言う方が解説していた動画でした。
見た瞬間、また「おお!」と思いました(笑)。なぜなら、このような解説をされたからです。
「マインドフルネスとは、扁桃体から発生させられるマイナス感情を瞑想で鎮める方法です」
私は思いました。弊社はここ数年、「扁桃体興奮を鎮めることで、メンタルを改善できる」と言ってきましたが、同じように扁桃体に注目する対策がだんだん世の中に出てきている、ということです。
メンタルと扁桃体の因果関係と対策法を研究されている方は、日本では弊社の顧問である筑波大学名誉教授・宗像恒次博士くらいしか聞きませんが(もしかしているのかもですが)、欧米では扁桃体の研究が盛んのようなので、輸入されるてきてるのだと思います。
グーグルがマインドフルネスを導入しているのは、扁桃体のことを知っているのではないかと思います。
現在、私達が行っているこの脳科学メンタルトレーニング=ヘルスカウンセリングという方法は、最近中国で広まりつつあるのでこちらからも逆輸入があるかもしれません。
マインドフルネスがやっているように確かに扁桃体は、呼吸法で静まるという一面があります。しかし、宗像博士の研究によると扁桃体は、とくに激しい音、声、険しい表情で、特に激しく興奮することがわかっております。
逆にいうと、その人の扁桃体が静まる表情、声のトーンが存在するということです。私達の心理療法は、この扁桃体の特徴を生かして鎮めていくということを行ってるのです。
なぜならその人の扁桃体が沈静化する方法を私達のやっている心理療法で見つけられると、マインドフルネスのように瞑想するという場所をその都度確保しなくても、もっと簡単に実行できるからです。
激しい慢性的な扁桃体興奮により、激しい情動が発生しメンタル不調を作り出す慢性ストレスは作り出されることがわかっています。
御社でもメンタル不調者や高ストレス者にお聞きなればわかると思いますが、彼らは職場で飛び交う険しい声ヤ険しい表情に非常に怖さを感じているはずです。
何を言われたかではなく、どんな声や表情で言われたか、に激しく反応する敏感な扁桃体感受性を持ってるのです。
と言うことは、扁桃体は呼吸法も大事ですが、彼らが安心する表情イメージを見つけ出すことで、確実に鎮静化させることができることが、研究結果わかっております。カウンセリング実施前後で、確実にストレステストを行うと数値が改善するのです。
私達もかつては行っていた認知行動療法は、思考による認知を変えようとしている左脳的な分析方法だと思うのですが、メンタル改善は激しい情動を鎮めることが重要と考えております。情動は扁桃体によって作り出されます。
情動が静まって初めて、思考の認知は変えられると考えているのです。よって思考の認知変更は情動を鎮まってこそ初めてできる、と考えているのです。
平たく言うと、激しい感情が静まって初めて、考え方を変えられると考えている、というこです。頭ではわかっても、感情レベルで納得できない・・・。そういうことは多くの方が経験していませんかか、ということです。これは扁桃体興奮の仕業なのです。
メンタル対策を強化したいご担当者様は、ぜひ扁桃体を鎮静化させる対策も加えるご検討をされることをおすすめします。
産業カウンセラー、認知行動療法カウンセラー、臨床心理士とは全く異なる手法を行うことで、某上場企業では3年半、うつで休職の方の再発予防0%という結果に貢献した、政府も紹介している脳科学メンタルトレーニング(ヘルスカウンセリング)、およびラインケア、セルフケア教育に関心持っていただける方は、以下から資料をご請求ください。既存のメンタル対策と組み合わせ、この上場企業のような結果をあなたの会社で出すことは、十分可能です。
2015/09/28