企業メンタルご担当者様向け情報「プチうつ、うつの改善に、”光”を使う研究が発表されてきている」
先日ネットを見ていたら、「光でネズミの不安を取り去る」という研究をしているアメリカの科学者の話が出てきました。
アメリカの国立精神衛生研究所が一部支援して行われたこの研究は、ビデオスタンフォード大学チー教授によって行われたとのことです。
ネズミの扁桃体の神経細胞にある突起に青色のレーザー光で刺激すると、怖がっていたネズミが突然勇気を出して、迷路の中で活動的に動いたというものです。
光を使って不安を取り去る事ができる、と言うことで将来メンタルに応用できるのではないか、という発表がされていたのですね。
また一方で先日テレビを見ていたらこんな研究が紹介されていました。やはりネズミを使った研究で、ネズミの脳内のオレキシン神経細胞にオレンジ色の光を照射すると、ネズミは眠る、というものです。
メンタル不調の人には、眠れないという人が少なからずいますが、眠れないことでメンタルがさらに悪化するため、この研究では将来、光を使って眠れせることができるのではないか、と言うことです。
また私が以前ネットで見た記事には、ノーベル賞を受賞した利根川 進博士がやはりネズミを使った実験で、ある特定の光をネズミの扁桃体に充てると、ネズミのうつが2日間改善した、という研究を発表していました。
なにが言いたいかと言うと、最近、脳に光を当てることで、メンタル不調を改善できないかと言う研究が、いろいろな科学者によって行われてきている、と言うことなのです。
実は、私達が行っているヘルスカウンセリング(=脳科学メンタルトレーニング)と言う心理療法は、厚労省のHP「こころの耳」では、数ある心理療法の中で唯一、メンタルヘルスカウンセリングを行うカウンセリングと紹介されているものですが、ストレスと脳、免疫、内分泌、自律神経、などの関係が、筑波大学名誉教授・宗像恒次博士の研究により、独自に開発された、サイエンスをバックグラウンドとする心理療法です。
その結果、メンタル不調の原因になる慢性ストレスは、脳内の感情の発電装置である扁桃体(へんとうたい)の慢性的な興奮により作り出される、と言うことがわかっており、扁桃体の慢性興奮を鎮めるとメンタルは改善されることがわかっているのですが、扁桃体興奮を鎮めるために「光のイメージ」を使う、ということを行うのです。
実はこちらの研究では、実際の光を当てなくても、光をイメージをすることで私達の脳は静まることがわかっているのです。
ハーバード大学の研究では、ダンベルを使って筋肉を鍛える研究がされていますが、実際にダンベルを使わなくてもイメージでダンベルを使ったというだけで、筋肉量は16%増えたことがわかっており、また、脳は実際に体験した時とイメージをした時の、脳内の反応する部位は同じであることが、発表されているのです。
つまり、脳はリアルとバーチャルの区別はつかないということです。実施に脳に光をあてなくても、光をイメージすることで同じ効果を脳内に生み出すことができるのです。
ヘルスカウンセリングとは、光イメージを使った独自の心理療法で、これによって扁桃体興奮を鎮め、メンタルを改善させているのです。筑波大学では、医師、歯科医師、看護師、薬剤師、栄養士など、様々な有資格者が、この心理療法を使って、実施前後の数値変化を確認し、論文として発表しているのです。
さあこうなってくると、実際の光を当てるという施術を好むのか、それとも私たちが行っているような、光イメージを使ってメンタルを改善するのか、は、受ける人の好みだ、と言うことになりますね。
一つ言えることは、私たちのやり方は受ける人が自分のイメージを使うので、完全に無害だということです。
現在、様々な科学者が進めている脳と光の研究は、そのうち薬の開発につながっていくと思いますが、薬は副作用がつきものです。どちらを選ぶのか、それは受ける人次第です。
いずれにしても、メンタルは光で改善できるのだということが、広く知れ渡るようになっていくことはとてもよいことと思います。
産業カウンセラー、認知行動療法カウンセラー、臨床心理士とは全く異なる手法を行うことで、某上場企業では3年半、うつで休職の方の再発予防0%という結果に貢献した、政府も紹介している脳科学メンタルトレーニング(ヘルスカウンセリング)、およびラインケア、セルフケア教育に関心持っていただける方は、以下からお問い合わせください。既存のメンタル対策と組み合わせ、この上場企業のような結果をあなたの会社で出すことは、十分可能です。
2015/10/18