メンタルトレーニングの現場から最新情報

企業メンタルご担当者様向け情報「私たちが考える1億総活躍社会とは、あるがままの自分を表現する人を増やすこと」

 安部内閣が今、1億総活躍社会の実現、ということを盛んに言っていると思います。これが意味するところはまだあまりはっきりしませんが、これを聞いたときに私は次のことを連想しました。

 それはあるがままの自分を解放、表現して、生き働く人を増やすこと、ということです。

 メンタルヘルス不調の問題は、筑波大学大学院博士課程の研究では、あるがままの自分を表現できず、相手に察しを求めるパーソナリティの強さから作り出されます。

 シンプルに言うと、仕事をする中で適度に助けを求められない、アドバイスを求められない、依頼できない、適度に断れない、適度に交渉できない、適度に主張できない、という傾向が強い人がなるのです。

 つまり、あるがままの自分を表現できない、という問題なのですね。

 よく長時間労働でなるというのはどうですか? と質問されますが、それはひとつの指標であって、お分かりのように残業時間が多いからと言って、メンタル不調にならない人はたくさんいます。

 私たちの親の世代を考えてみればお分かりのように、うちの父親なんて毎日午前様で帰ってきて、それも毎日大酒飲んでいましたが、別にメンタル不調になんてなっていませんでした。昔の人は今では考えられないほど、長時間労働でしたね。

 助けを求められない、アドバイスを求められない、適度に断れない、適度に依頼できない、からこそ、自分一人で仕事をやらざるを得なくなって、長時間労働になり、そういう傾向が強い人がメンタルダウンするわけです。

 では、なぜそれができないか。それは、人が「こわい」からです。

 人に対して不安が強いため、気軽に話しかけることができず、人への遠慮が強く、そのため自分一人で抱え込み、悩むからです。

 なので、私たちが実践しているメンタル予防とは、人に依頼でき、助けを求められることができ、人に交渉でき、相談できる人を育てることなのです。

 なぜ人が怖いかというと、それは、脳内の感情を発電させる、扁桃体という部位が、周りの人の表情に過剰に敏感に反応するためで、観察していただければわかると思いますが、ストレスをためやすい人ほどメンタル不調になりやすく、それは周りの顔色が気になって言いたいことが言えない性格が強いためなのです。

 そして一人で悩むために眠れなくなって、体調を崩し、疲労困憊するということになります。こうなると薬を飲んで休んだほうがよいと思います。

 しかし、どうやってメンタル予防をしたらよいのという本質的な原因を考えた時、扁桃体興奮を鎮め、自己表現するテクニックを身に着けさせるという2つのことを行って初めて、メンタルは再発予防が可能になります。

 よって現在広く行われているメンタル対策は、薬を飲んだり、傾聴してもらうカウンセリングをしたり、睡眠指導をしたり、長時間労働者に注意を促したり、ということをすると思いますが、それはそれで確かに必要とは思いますが、それだけでは不十分であるというのが私たちの研究なのです。

 周りの人が「こわい」、気軽に助けを求められない、という性格傾向を改善・強化するというある意味教育をしないと、無防備なまま職場にもどるので、また再発するのです。私たちが行っているのは、それを行うための個別トレーニングであったり、予防のため研修で行う訓練なのですね。

 あるがままの自分を表現できると、メンタル不調は改善しますし、それどころかその人は幸せになっていくのです。

 現在、再発を繰り返している企業は多いと思います。この本質的なパーソナリティへの訓練を通した再発防止、予防訓練をご検討されてみてください。

厚労省のメンタルへルスHP「こころの耳」では数ある心理療法の中で、唯一”メンタルヘルスカウンセリングを行うカウンセリング”と紹介しされているものです。個人カウンセリング、ラインケア、セルフケア教育、またはヘルスカウンセラー育成教育、に関心持っていただける方は、以下からお問い合わせください。既存のメンタル対策と組み合わせ、再発0%の上場企業のような結果をあなたの会社で出すことは可能です。

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2016/01/18

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